団塊の世代は今

■「芥川と犀星」(足立直子ら6名編、おうふう、2012年)を読む。
 大正時代〜昭和初期の話に惹きつけられる。中学生時代の夏休みの宿題に読んだ記憶がある。『鼻』では禅智内供(ぜんちないぐ)というお馴染みの名前が出て来た。また、異教徒のことを「ぜんちよ」と呼んでいる。面白いと思った。
「五十歳以上の老人ばかり揃って」
室生犀星は確か石川県出身である。この詩は有名である。
「ふるさとは遠きにありて思うもの そして悲しくうたふもの〜 」

団塊の世代は今
日経新聞からの抜粋である。
「日本の右肩上がりの成長を支えてきた団塊の世代。数々の成功体験、激しい競争で培った知恵はほかの世代が経験したことのない財産だ。
 日本経済新聞社楽天リサーチの協力を得て実施した団塊世代1千人の意識調査。「今後、何を重視したいか」という問いに男性は3人に1人が「地域貢献」、4人に1人が「社会貢献」と答えた。会社に代わる居場所を探す団塊世代は多い。」