定年延長

■「マクドナルドはさぜケータイで安売りを始めたのか?」(吉本佳生著、講談社、2010年)を読む。
 中学生を対象に書かれた経済学の本である。内容は分かりやすく、かつ高度であった。日頃何気なく使っているクーポン、100円ショップのからくり、おまけ商法などが丁寧に解説してあった。難解な内容を簡単に書くことは難しいことである。この本は、経済学の棚にあったものだが、その理由が分かった。

■定年延長
日経ビジネスからの引用である。
ヤマト運輸の場合、現在は社員が59歳になると、定年を65歳にして正社員として働き続ける、60歳以降はグループの人材派遣会社に所属しグループ会社で派遣社員として働く、60歳で定年退職する、の三つから選択ができる。
 65歳まで定年延長した場合は、残業ありのフルタイム勤務、残業なしの8時間勤務、1日4〜6時間勤務、といった多様な勤務形態が選べる。
三菱電機の場合、同社の定年退職は通常は60歳。しかし、55歳時点で56〜60歳の間で定年退職時期を選択し、その時期に応じて最長65歳まで再雇用契約が結べるようにしてある。定年退職時に、賃金は従来比5割程度に削減されるが、早く定年退職するほど長く再雇用契約が結べるという仕組みだ。」