富士山入山料

■富士山入山料
 世界遺産に登録が確実の富士山に対して、入山料が検討されていた。目的は、入山者の抑制であるとのことである。7千円なら現在と同じ30万人ほどに収まるという試算も示されているようだ。
 確かにあの混雑は異様である。少し歩いては立ち止まり横4〜5列になって登山道を登る。この混雑が緩和できるなら少しぐらい金銭負担してもいいと誰もが思ったはずだ。
 私の考えを述べさせていただく。現在ほとんどが5合目からの登山になっている。これを1合目からの登山にしてしまう考えである。こうすると、ツアーも2泊程度の日程になるであろうし、途中宿泊するために山小屋も潤う。観光産業も登山者を麓まで連れて来なければならないのであまりダウンはないと思っている。
 それでも登山したい人だけが1合目から登るので抑制効果はあると思うがどうであろうか。
 安全確保、トイレの処理、美観の維持、混雑解消という建前の後ろに、世界遺産登録で儲けたいという本音が見え隠れしているようで、あまりいい感じはしていない。