ピック病

■ピック病
ある記事からの抜粋である。
「お盆休みの最中、松山市内のホテルで朝食のバイキングを「食い逃げ」した愛媛大学の40歳の女性准教授のニュースに「なんで、また?」と思った人は多いに違いない。暑さのせい?
いや、事件は高齢者が発症するアルツハイマーとは異なる、若年性認知症の一つが原因ではないかという指摘も出ている。
 若年性認知症の「ピック病」だ。働き盛りの40〜50代が発症のピークとされ、感情や思考などの精神作用を支配する前頭葉が委縮するため感情の抑制がなくなり犯罪や反社会的な行為を行ってしまうようになる。
 ピック病は、チェコの精神医学者アーノルド・ピックが1892年に最初の症例を報告したことから名づけられた。120年以上も前から存在がわかっている病気で、働き盛り世代が失職したり社会的地位を失ったりするのをこのまま見過ごせないとして、厚生労働省は数年前から実態調査に乗り出している。」