シニア大学院

■「転がる空に雨は降らない」(小野寺史宣著、新潮社、2012年)を読む。
 サッカーがテーマである。サッカーと交通事故で、自分の子供を交通事故で亡くした男や、引いた男の話である。誰が誰だか分からなくなる場面もあった。プロサッカー選手と近所の子供との触れ合いは良かった。

■シニア大学院
読売新聞からの抜粋である。
東京経済大学(東京都国分寺市)が中高年に大学院での研究の機会を与えるため設けた制度「シニア大学院」が、好評だ。
 筆記試験を課さず、リポートと口述試験で選考して受け入れる。企業での長年の実務経験を学問的に検証したいといった人の受け皿になっている。
 制度は2006年に始まった。52歳以上の大卒者で、大学院レベルの研究をしたい希望者を、選考条件を緩和して受け入れている。
明治大学千代田区)でも昨年度から、同一職種の勤続経験が25年以上で、60歳以上の定年退職者を、大学院商学研究科で受け入れている。仕事で培った経験を研究で深め、論文として次世代に残したい人を支援する狙いで、研究計画書に基づく面接試問やリポートでの選考。経理や編集・記者業務の経験者らが入学したという。同研究科は「シニア院生の問題意識は高く、やる気にあふれている。」