40歳過ぎのランニング

■「ティン ホイッスル」(中江有里著、角川書店、2013年)を読む。
 芸能界の話である。作者はと見たら女優さんであった。知らない世界をのぞかせてくれて良かった。女性の視点で綴ってあったが違和感はない。マネージャーの人を見る目の大事さはどの世界でも通じると思う。
 タイトルは、子供が吹くホイッスルでいいアクセントになっていた。

■40歳過ぎのランニング
ある記事からの抜粋である。
「医師は、骨粗しょう症の予防などには「ある程度の負荷をかけるのはいい」が、タイムトライアルに夢中になってやり過ぎるのは「40歳過ぎてやるものじゃない」「体が下り坂に向かっている時に自ら痛めつけるというのは愚の骨頂」と言い切る。
また、「走ったら元気になるんじゃなくて、元気な人が走ってるだけ。元気を浪費してるだけ」と、ランニング好きが聞いたら頭に血が上るような発言もあった。「走る人は寿命が短いというデータも実際あります」と冷や汗が出るようなことも言う。
「55歳からのフルマラソン」の著書で知られる作家の江上剛さんも、ランニングの効能を強調している。銀行の破たん処理に共に携わってきた同僚が自殺し、自分も「死んだら楽になれる」という考えが頭をよぎる中、うつ病寸前で「マラソンに救われた」「同じリズムを刻んで走ると、脳が適度に刺激され、心が落ち着いてくる」と振り返る。」