白い花

■白い花

◎まっさおに白い花が映え出した   禅智   【残り605日以内】
 新しい白い花が咲いた。昨日までは蕾だった。快晴の空、太陽の光、適度な気温などの条件がそろったのだろう。花も咲く時を選んでいる。一番いい時に咲いている。
 自分の人生を振り返って、花が咲いたと感じた時が何回かあった。そのころは、偶然が重なったと思っていたが、やはりいろいろな条件がそろっていたのではないか。
 世の中には必然しかないと、何かの本で読んだことがある。日ごろの行いが巡り巡って咲く条件を決めているのだろうか。この歳になると、もうひと花咲かせたいという気持ちはあまりなくなっている。

■「空気の名前」(アルベルト・ルイ著、白水社、2013年)を読む。
 やっぱり、主人公がカタカナというのは抵抗がある。男か女かも分からない。短編の集まりで有ったが、半分ほどで投げ出してしまった。