講習会(3)

■講習会(3)
 今日は実習であった。最初に座学がある。部屋が狭いので階段を利用しての講義であった。私は、最前列に座って開始を待った。しかし、全体席にもう少し下がってくださいと言われ、並行移動しようとしたが、後ろの人たちが動かず、仕方がないので一番後ろに座った。ここでは、講師の声が聞こえにくい。配布された資料を丹念に読む。予定より早く終了したので、雨のために早めたと思っていたら、前の方から『キャッ!』『キャッ!』という声がする。講師が生きた蛇を回すように指示している。

 私は一番後ろにいたので回って来る前に回収された。次は、『ギャ〜!』『ワ〜』という声がしたかと思うと、ご婦人が階段をよじ登って来られた。何があったんだとみると、本物のアオダイショウが身体をよじっている。

 前に行って触らしてもらったが、体は乾いており、かなり筋肉質であった。山うなぎなどといって冗談を言っていた。大人しいもんだ。

 実習は雨の中行われた。雨なのでメモが取れない。天然の『まゆ』があるというので撮影したが、ピントが合っておらず残念である。これで作った着物は2千万円ほどするらしい。

 遊歩道を歩いていると目の前1mほどの距離にスズメバチが飛んで来た。私は、声を出して警戒を呼びかけた。皆は刺激せずそ〜ッと離れた。コナラの木から樹液が出ており、大勢の虫たちが集まっていたが、なんとスズメバチもいた。近付かないように言われたが、写真だけ撮らせてもらった。

 

 キノコも3種類ほどあったが、毒々しかった。