無感動

■無感動
 今日は町内会の班長定例会があった。ここで、吊るし上げを食う。小学校改築の寄付金について、どうせ希望者のみで誰もいないだろうと集めなかったら、お前の班だけ出していないといい、他の班からは14万円ほど集まっているということである。2回も言われた。お前の班だけ集まっていないと。
 こんなこともあり、最近バイオリズムが低下していると思う。無感動である。このブログもホームページも本を読んでも毎日些細なことでも感動しながら過ごしていけたらいいだろうなあ、と思って綴っている。
 花を見ても、景色を見ても本を読んでも、こころうつろで、不定愁訴とか言うのじゃなかったか、忘れた。単に加齢か。
 しかし、これは何かのサインである。このようなサインを見過ごしていままで酷い目に遭って来た。そろそろリタイヤ時期にかかってやっと学習効果が出てきたようだ。


■「大菩薩峠三」(中里介山著、論創社、2014年)を読む。
 大菩薩峠へは登りたいと考えていたので、手に取った。驚いた。漢字がぎっしりであり、全てにルビが打ってある。読む前に後書きを読んだ。それによると、大正時代の新聞連載の単行本化ということであった。2段組みで350ページの分量である。この本のいいところは、毎回挿絵が付いていることである。今の新聞でも挿絵があるが、単行本化で無くなっている場合が多い。もう一つ驚いた。全部で6巻あるうちの3巻目であった。