落葉

■落葉
◎落葉見て自然の節理風の道     禅智
今朝は適度な清涼感があったので、大きく鼻で深呼吸をしたり口で深呼吸をしてから歩き出した。病院に立っているイチョウの木も数本は葉っぱが全て落ちてしまった。隣同士なのに、片方はまだ枝に葉をたたえているが、もう一方は枝だけになっている。人間もそうだなあと頭に手をやる。
落ち葉は道路に落ちるが、整然と寄り集まっている。これは、町内の当番の人や気が付いた方が集めているのではなく、自然の風が集めているのだ。自然の営みに感動した。
もうすぐ、心身ともに寒い冬がやってくる。

■「歳歳年年」(吉住侑子著、作品者、2013年)を読む。
 自分と同年代の日常の生活がモチーフになっている。どことなく、微笑ましい。経歴を見て驚いた。北日本文学賞出身であった。このような日常を描くことは難しいと思うのだが、筆力があるのだろうと思いながら読了した。「つるうめもどき」のところでは、12月に冬の医王山に登り正月飾り用のつるうめもどきを探しに行ったことを思い出していた。