強風

■強風
◎風強しくじけてなるか進むのみ   禅智
 寒気団が接近しているためか、週の後半は雪予報である。昨日今日と強風注意報、警報が発令され、サンダーバードが運休した。このため、来客打ち合わせが延期になった。
 朝6時半に家を出る。幸いに雨は小降りで風も弱い。しかし、通りに出たころから風が強くなり傘をとじなければならなかった。雨は我慢の範囲である。気温が低いためか風の温度も冷たく耳が痛くなる。そこで、ウインドーブレーカーの帽子をかぶる。油断するとすぐに脱げてしまうのでオデコのうえ方を引っ張るように歩く。
 これまでの人生を振り返ってみたら、自分は前に進むしかなかったようだ。これを、若気の至りというのだろうか。少し引いて見たり、回り道をしたりしてゴールに行けば楽なんだろうけれど、いつも直球勝負を挑んで負けて来た。まあ、それもいいか。
 昨日、ある作家の方からメールをいただいた。これで3人目である。最初は分からず一般の人からのメールかと思い何回か返信しているうちに、最近読んだ本の作者であることを思い出し、赤面であった。やっぱり、出版した本や自分の名前を検索しているのだなあと思った。まあ、自分のブログでは大したことはかけないので参考にもならなかったと思う。

■「55歳からのハローライフ」(村上 龍著、幻冬舎、2012年)を読む。
 一度読んだ本である。覚えている内容もあったが、忘れている内容もあった。定年前に読んでおくべき本という中に入っていたので再読した。
「自分の人生を自分で選べる人は限られている」
「年月と状況によって人間が変わってしまうことを、ミもフタもなく正確に描いている」
「人生はやり直しがきかないと思っている人の方が、瞬間瞬間を大切に生きることができる」
「人生で最も恐ろしいのは、後悔とともに生きることだ。」
「人は案外簡単にホームレスに転落する。」
「仕事、家族、健康を徹底して守ること。住居の死守。借金は絶対にしない」