西風

■西風
◎西風が白い煙を蹴散らして   禅智
 朝、少し起きるのが辛く20分ほどうとうとしてしまった。週末になると疲労が溜まるようだ。テレビを付け天気予報を確認すると雨であった。出がけは降っていなかったが、傘を差している人がいた。通勤用の靴は、底が減ってしまい、というか一番下のゴムがほとんど無くなっており、まるでスリッパを履いて歩いているようだ。でも、穴が開かない限りは履き続けようと考えている。
 今日は風が強かった。これでは、雨が降っていても傘は差せない。いつも見上げる煙突からは煙が見えなかったので、今日は休みかと思ったが、少し行くと、煙が水平で真東に延びていることが分かった。ということは、西風ということだ、その煙の先端は激しくバタバタしているようで忙しなかった。


■「リタイヤ」(郡司ななえ著、ハート出版、2005年)を読む。
 盲導犬のリタイヤであった。著者は、27歳で病気のため視力を失ったとあるが、文章にはまったくそのようなことは感じさせていないのが驚きであった。
 ペットを飼うことによる効果も良くわかる。自分の家にもうさぎを飼っており、どこかに効果が出ているのだろう。
「精いっぱい生き抜くという、自分の人生に対する責任」