暴風雪

■暴風雪
 南岸低気圧の影響で太平洋側に積雪という。裏日本では、もう積雪はなくなった。
 しかし、朝方外は暴風雨であった。自家用車は不要としてゆっくりと朝食をとる。
 2日前に漬けたダイコンはもう水が上がっていたので、我慢しきれず取り出す。
 やっと、団子三兄弟ならず漬物三兄弟が出そろった。今回のダイコンは、だし昆布を入れ込んだため、全体がネバネバ状態になっている。このネバネバは不確かながらフコイダンではなかったろうか。味も昆布のうまみが出ており、いい具合になっていた。しかし、ダイコンが少し硬いのでもう一晩漬けることにした。

 さて、朝食後はどうするか。天候が悪いからと言って日課の散歩を止めるわけにはいかない。傘は差せなかったが傘を持ってコーヒーショップに向かう。いつものように、カウンターに座りマイカップでデカフェを頼む。
 しかし、しばらくすると青空が出て来た。これなら、もう少し遠くの店へ行けば良かったと悔やむ。

 そして、間もなく大粒の雹(ひょう)が降って来た。直径5mm以下は霰(あられ)ということを習ったので、これは雹(ひょう)である。そして、暴風雪であった。昼になっても止むような雰囲気ではなく、13時ごろまで過ごす。
 なぜか、混んでいた。こういうコーヒーショップはセルフサービスで前払いした後、番号札を渡され、番号が呼ばれると自分で取りに行かなければならないことになっている。しかし、ある高齢者は番号が呼ばれると歩けないと駄々をこね運んでもらっていた。ここまで歩いて来ただろうに!
 仕方がなく防風の中傘も差せず速足で帰宅する。自分で昼食を作って少し休んでいるとテレビで本白根の噴火報道を盛んにしている。鏡池など懐かしい名前も出て来た。これでレベル3になり入山規制になってしまった。昨年登ったが、危なかったね。登山者の情報は無かったが、どうなっているのだろうか。あそこは、冬でも登れると考えており、何名かいるのではないだろうか。心配である。
 外を見ると太陽が出ている。よし、歩こうと西の空を見ると雨雲が迫っているが、1時間は持ちそうだと歩きはじめる。台風並みの風であるが、雨はない。しかし、30分もしない内に雪がちらつき、あっという間に暴風雪になった。雨雲が強風のために動きが早くなっていたようだ。見誤ったね。今度は、走って帰宅する。
 部屋で暖をとっていると室内の戸が揺れる。点検したところ、浴室の窓が開いていた。天気が目まぐるしく変わり、振り回された一日であった。

■「気になる木がわかる」(林 将之著、廣済堂出版、2011年)を読む。(その13)
「山の中に柿の葉に似た大きな葉の木
① カキノキ・・・大きな卵形、鋸歯なし、互生、葉柄は1cmで短く太い、リュウキュウマメガキは葉柄が2cm、マメガキは付け根が細い
② チシャノキ・・初夏に白い花、樹皮は不規則に裂ける、鋸歯あり、別名:カキノキダマシ
③ イヌビワ・・・葉の下部分が細くなる、実は枝先、葉が細いホソバイヌビワもある
④ シラキ・・・・樹皮が白く滑らか、枝葉をちぎると白い液、葉柄はカキノキより長く細い」
「沖縄で見られる亜熱帯の木
① ガジュマル・・幹から多数垂れ下がっているのか気根でガジュマルかアコウ、葉の長さが6〜7cmならモチノキ、小判形ならガジュマル、その2倍ならアコウ
② コバノナンヨウスギ・・葉はスギの葉を小さくした感じ、別名:シマナンヨウスギ
③ モモタマナ・・笠状の樹形、葉はカシワに似る、別名:コバテイシ
④ ギンネム・・・葉はネムンキ似で花は白い球形、別名:ギンコウカン
タイワンレンギョウ・・葉は薄い、別名:デュランタ、ハリマツリ
⑥ メヒルギ・・・水に浸かる河口、オヒルギなどとともにマングローブを作る
⑦ パパイヤ・・・葉はヤツデ似、幹から直接放射状に出る、実は食用」
「暖かい林で見られるまだら模様の幹
① カゴノキ・・・白い斑点が目立ちそれ以外は暗い色、暖地の林、葉はタブノキ似で若枝は濃い茶色(タブノキは緑色)
② アカガシ・・・樹皮はうろこ状にはがれ、赤茶色の地味なまだら、葉柄が長い
③ バクチノキ・・樹皮がはがれ、鮮やかなオレンジ色、いぼ状の蜜線
④ ナギ・・・・・樹皮はうろこ状にはがれ、全体的に黒っぽいまだら、葉は平べったく、葉脈が平行に多数並ぶが、針葉樹
⑤ シマサルスベリ・・樹皮の模様はサルスベリより白色が目立つ、葉はサルスベリより長くて大きい、葉先が突き出る
⑥ その他・・・・・リョウブ、プラタナス