早春

■早春
◎早春の明るさに負け首垂れる  禅智
 朝6時に目覚める。リモコンのスイッチを入れる。NHKニュースを選択する。いつもの出勤前の動作である。布団から抜け出る音楽が決まっており、それまではモジモジしている。しかし、今朝は寝過ごしてしまった。いつもの音楽が鳴らない。テレビ画面を見て今日は祭日だと理解できた。少しあわてて支度をしたが、ほぼ定刻通りになった。
 ファンヒーターの灯油はポリで買っているが、少し余るとボイラー用のタンクにあけている。いつもタンクの蓋をしたかどうかで引っかかる。今朝、出勤前に確認した。締まっていた。
 昨日は給料の振込日であり、役職を外してもらった最初の月である。12月分と比べて10万円ぐらい少なくなっている。12月は年末調整還付金が含まれているので、その分を考慮しなければならないが、少し途惑いがあった。もう20年以上明細表は見たことがないので、何がどれだけということは知らない。
 今日から昼食代金は半分にしている。まあ、ダイエットにもなり一挙両得か。(ハッ、ハッ、ハッ、ハ・・・・・・・ハァ〜)
 また、生活設計が変わりそうだ。

■「旧暦スローライフ歳時記」(吉岡安之著、幻冬舎、2003年)を読む。
 俳句の季語とだぶるなあと思ったら、歳時記であった。
「旧暦を知ることは日本語をより豊かにする」
「雷がよく鳴る年は豊作」・・・「雷放電は大気中の窒素を固定して、地上に天然の窒素肥料をもたらす」
「先勝(せんがち)」「先負(せんまけ)」「赤口(しゃっこう)」
「花粉症には、自動車の排気ガスなどに含まれる大気汚染物質もひと役買っているようだ」
「ウグイス〜まだ鳴き声も整っておらず〜笹鳴き〜〜飛びながら〜鶯の谷渡り〜」
「鰊(にしん)は、東北地方ではカドと呼ばれた。数の子は『カドの子』がなまった」
「土用は一年に四回ある」
「甘茶とは〜アマチャヅルを乾燥させて煎じた」
フィトンチッドの主成分は、テルペンと呼ばれる揮発性の天然有機化合物である。」
「時鳥(ほととぎす)の胸には赤い斑点がある。直物のホトトギスも、花に赤い斑点がある。」
秋の七草・・・萩の花、雄花、葛花、撫子の花、女郎花、藤袴朝顔