スマホデビュー

スマホデビュー
 今日は月命日で、13時にお寺さんが来られる。ちょうど朝から雨なので、午前中は自室を喫茶店仕様にして本を読んでいた。
 午後からは疲労回復で近くのスーパー銭湯でゆっくりするつもりでいた。無料氷水券が2枚あり今日までである。
 まず、昨日できなかったソフトバンクへ向かう。いろいろと思い出すことがある。最初携帯電話なるものが出来たときは、一日中拘束されているようでいやであった。今でも多少そう思っている。電話は思考の妨げになる。そして、スマホが流行り出したころは、こんなものに振り回されてたまるかと機種変更なしを決断した。使用頻度の問題である。月に10回も電話しないのに毎月5千円近く取られる。公衆電話があれば100円で済む。便利なだけで、自分の生活には重要ではない位置にいた。
 人間便利さを求めると、何か大切なモノが失われると信じていた。しかし、しかし、いまいましさがぬぐえないが、今スマホに変更するとガラ携よりも安くなるという葉書が来たので、仕方がなく変更してしまった。月に千円でも安くなれば10年で10万円ほど節約できる。2年を超えるともっと安くなるという。これは、2年のクレジット契約になっているためである。
 そして、ポイントがTポイントカードに変更になりこれも手続きする。2時間近くかかってしまった。使い方はよくわからないが、あまり使用頻度が多くないので問題は無かろう。ガラ携では止めていたインターネット検索もできるという。いったい、どれだけ調べることがあるというのだ!まあ、いい。
 予定より遅くなったが、スーパー銭湯でゆっくりくつろぐ。少し眠ってしまったようだ。2時間近く入って、のぼせるような状態で無料の氷水を食べる。
 夜に家人を向かいに行って今日の予定は終える。

■「樹は語る」(清和研二著、築地書館、2015年)を読む。(その2)
「ケヤマハンノキは人為であろうが自然が作ったものであろうが攪乱地に早く侵入し、どんどん成長する。そして攪乱地を修復し終えるとそこを遷移後期種に譲って自分はまたどこかを修復しに飛んでいくのである。」
「根粒は大気中の窒素をアンモニア態窒素に変換して植物に供給する根粒菌のかたまりである。」
「ケヤマハンノキ〜ハンノキ類は窒素を30〜40%程度しか回収されないからである。カエデやモミジは葉を落とす前に葉緑体の窒素を枝に回収する。もったいないから翌年に葉を展開するときに再利用するのだ。緑色が抜けると夏の間に蓄積されたアントシアニンやカロチノイドの赤や黄色の色素が浮かび上がり〜」
「葉齢とともに光合成効率は落ちるので寿命の短い葉を入れ替えながら高い光合成速度を維持している。」
「イタヤカエデの成木は一気に葉を開く。」
「森の中では小さいものほど早く葉を開かないと春の恩恵にあずかれないからであろう。」
「実生は親木の下では生き残れない。しかし、親木から離れると大きくなれる。」「ジャンゼンーコンネルの仮設」
「〜ウワミズザクラは、古い幹を枯らしたり、新しいシュートを落としたりしながら非同化部分の呼吸消費量を極力抑えて、森の暗い林床で生き延びようとしている。」
トチノキの種子は日本の落葉広葉樹ではもっとも重い。一個でだいたい20gもある。」
トチノキは明るい場所でも暗い場所でも一瞬で葉を展開し終え、場所によって変化することはない。」
「ミズキの種子は散布翌年に発芽するものと翌々年に発芽するものがある。」
「コレトトリカムーアンスリサイが樹種を識別して攻撃していること、つまり種特異性と持つことを意味している。」
「外生菌根類とは、植物の根に感染して植物の成長を助ける菌根類の一種である。」
ミズナラ堅果は熊の大好物」
「ドングリは夜運ばれているのである。」
「シイタケの菌糸は原木から放射性物質を集積する。」
ツルアジサイはツル伐りしなくてもよい〜蔦や藤のように樹幹全体を覆って樹を死なせることはないからである。」
「樹々は神の国から人間の国におろされ、人間の役に立ちたがっている」(アイヌ
「〜研究の基本をよく歩くことだと教えていただいた。」