終わったね

■春の陽
◎春の陽を我浴びんとし兜脱ぐ    禅智
 昨日とは打って変わり柔らかな日差しが照らしてくれた。風があったのでフードをかぶるが、せっかくの陽の光を浴びたいとフードを脱いだ。
 どこかの庭先のシモクレンのつぼみも膨らんで隙間から紫色が顔を出した。田圃には土筆がいっぱい、ぺんぺん草と競演しているようだ。
 今日は産業医による診断があった。
 結果は厳しいものであった。とりあえず通院を指示された。クスリ漬けの人生のはじまり、はじまりであ〜る。
 人生、終わったね。もう少し早く決断しておれば良かったと後悔しきりで夜も眠れず。