■赤
◎秋の朝風に漂う紅一つ  禅智
 一面曇り空である。こういう日は、無彩色に近い思いがする。歩いていると妙に誘われているような感じがする。気が付くと真っ赤なバラがおいでおいでをしている。
 今日のような日は赤が引き立つ。赤を探しながらと勝手に決める。

 ハナミズキの実も赤く色づいている。

 ピンクのバラもあった。バラはいつの季節なのだろうか。年がら年中あるようだ。昔、バラの花束を贈ったことを思い出した。やはり大きな真っ赤なバラとピンクのカーネーションとカスミソウを添えたが、えらく喜んでくれた。彼女(今の妻)は、ドライフラワーにしてくれた。まだあるかな?
 花はエネルギーをくれるようだ。

 少し悪乗りして見た。

■「人生の午後を生きる」(宮迫千鶴著、筑摩書房、2009年)を読む。
「自分の気持ちに正直に生きる」
「人間は本当はこの世で楽しく遊ぶために生をうけているんです」
「物に障ったら、そのものを黒焼きにして飲め〜」
「少なくとも人生における運命や自然のなりゆきや必要な断念や与えられたもので満足するといった生き方〜」
「歩きながらの瞑想」
「ニンジンジュースには人体に必要なビタミン、ミネラルのほとんどすべてがあり〜」
「生きてワクワク、死んでもワクワク」
「人生の午後を60歳で切り上げるのは、少々早すぎた」