ご褒美

■ご褒美
 夜中まで白馬五竜植物園の花を調べており、朝は起きれない。月曜日ぐらい休まないと体が持たない。今日は家人は出勤であるが、車で行ってもらった。
 山でも登るようになると調子が悪くないというバロメータであるが、このところ山を登ろうという意欲が湧かない。立山でもと思っているが、1万円ほどかかるのでちょっと躊躇してしまう。
 出かけるつもりはなかったが、洗面、髭剃り、歯磨きは習慣になってしまっているので、休んでいるとはいえスタンバイOK状態のまま昼を迎える。
 ここで、先日自分のHPで5万件目を踏んで、プレゼント用のJCBギフトカードが自分のものになったことを思い出した。何か、自分が不正をやって5万人目になったという噂も聞こえて来たが、私は不正をやっていない。49999人目の方が名乗り出てくれれば証明できるのであるが・・・・・。
 そこで、デバートのレストランでランチを食べることにした。サンダルに手入れのしていない髪の毛、目立つ腹といういでたちでフルーツパーラーに入ることにした。
 ここには、フルーツ定食というメニューがあり、前から目を付けていたが、95%が若い女性で男性がいたかと思うとカップルである。当然、60歳のおっさんが一人で入るので、浮くことは覚悟しており、カウンターの一番隅に小さく陣取る。

 注文を聞くときの店員さんも普通にしていたようだが、つい『あんたの来るところじゃない』と思われているように感じる。横では、自分の2倍ほどのもある若い女性が1200円の大きなパフェに格闘している。見渡すとこのパフェが多かったね。
 結構、お腹が膨れたなあ。周りの視線に耐えられず、アイスコーヒーを無理やり口にいれたまま出た。
 図書館で本を返却し、そして借りる。少し読んでいこうと思ったが、今日は祝日で混んでおり、雨雲も迫ってきたので、すぐに戻る。
 アブラゼミを撮る。セミが、カメムシ目とは驚いたね。(図鑑登録)

 ツマグロヒョウモンのメスが市内に飛んでいる。

 汗もでたので、帰宅後シャワーを浴びて扇風機の風に当たりながら日課にしている昼寝である。今日も、静かに過ぎていく。

■「虫娘」(井上荒野著、小学館、2014年)を読む。
「〜生きるためにはさほど金のかからないタイプ〜」
「私たち、それぞれまったく違うことを、本当のことだと思っているのかもしれない〜」
「禍々(まがまが)しい気配」
「手に入れれば、次に来るのは失うことだけなのである。」
「仕事に対する意欲は、今やかぎりなくゼロに近かった」