冬至

冬至
 冬至の日に思う。学校では自然石の置き方の授業で京都の東寺を題材にしている。ここは、行ったことがあるが、いつだったかも忘れたが、当時は若かったはずである。そして、冬の寒い日によく食べたのが朝日屋のたまごとぅじうどんであった。あんがかかってあり、ショウガがアクセントで寒い日にはありがたかった。ダラなことを考えながら、2016年も閉ぅじようとしている。
 学科は延段(のべだん)の話になる。両側の縁は、縁石の考え方になっており、これは目地の模様を見せるのである。従って、十字目地、通り目地、八巻目地などはしないように注意する。
 続いて飛石である。例は、金閣寺桂離宮銀閣寺などであった。石の側面を合わせるのが基本形である。しかし、まれに先端同士合わせてある飛石がある。これは止まれという意味である。周りに何か有益なものが見える場合に使われる。
 飛石は平野部に山の道を再現してあるため、曲がりくねらなければならない。歩けなくては困るが、歩き易くてもいけない。
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1.野面積み(のづらずみ)・・・根石、胴石、天端石、角石
 通常はコンクリートやブロックが背面にある。上の石を下の2つの石に分散させるなどの工法が必要である。
2.小端積み(こばつみ)・・・小口積みともいう。平らな石を積んでいくが、角を落として使う。大理石や砂岩を使用する。立ち上が目地をまっすぐにし、通り目地や十字目地を作らない。
 午後からは、実習である。前回の教訓で時間を気にしないで取り組んだ。2時間10分で終えた。しかし、まだまだ、修正する箇所があるが、慌てないでもできることが分かった。
 今日の課題は、掘った穴に支柱が立つかである。高さを合わせた後X軸、Y軸を合わせるが、底が丸いと数cm移動させても高さがくるってしまう。それを解決するには、穴の底を平らにしなければならない。いろいろ工夫して何とか立てることができた。そうすると、両手が空くので、寸法確認がやりやすい。
 次に、水糸である。時間を節約しようとあらかじめ結んでおいた方がいいように考えていたが、前回はこれが裏目に出た。スケールで合わせる場合は基準の水糸の近くで合わせる方が誤差が少ないので、その場で輪を結んだところ行ったり来たりが減って返って早かったようだ。
 最後は、残土の位置である。最終的に高低差を無くして整地しなければならないが、残土をエリア内に積んでおくと踏み固まってしまう。そこで、エリア外に出すことにした。前よりも高低差が無くなったようだ。
 明日も半日あるので、効率よくきれいに見える整地法を研究しよう。今日は、早い人で90分で終えていた。後数回は、2時間にはこだわらず行こうと思う。
 いずれ、試験があるので嫌でもタイムトライヤルを行わなければならない。要は、やり直し回数をいかに減らすか、だと考えている。