第六回フォレストリーダー養成講座

■第六回フォレストリーダー養成講座
 早いもので次回で最後になった。今日の会場は、小杉町の木材研究所である。
近くの県立大学には通っていたが、こんな施設が隣にあるとは知らなかった。

 家人が出勤なので電車でGOになった。小杉駅からの歩きには懐かしさが伴った。自宅から歩いてきたことも何回かあることも思い出していた。
 午前中は、木材の使用方法についての解説であり、その中で「木力検定」を紹介された。ネットから抜粋すると;
「木力検定の目的は、木に関する問題を解いてもらいながら木の良さを伝え、その利用に関わる正しい知識を身につけてもらうことです。このWEB版木力検定に合格すると、初級検定合格者には「木ムリエ」の資格が与えられます。また、中級検定合格者には、「ウッドコンシェルジュ」の称号を付与するとともに、上級試験(会場版筆記試験)の受検資格が与えられます。木力検定に合格したからといって、木のすべてがわかるわけではありません。この検定を通して木の素晴らしさや不思議を発見し、実際に自分で調べたり体験したりすることが大切だと考えます。木力検定が、低炭素社会の実現へ向けた行動を起こすきっかけとなることを期待しています。」
 どんな問題がでるのか、いくつか紹介する。
1.木材からつくらる文房具はどれか。(①チョーク、②セロハンテープ、③プラスチック字消し、④クレヨン)
2.カーボンオフセットとは何か。
3.世界で一番大きな歴史的木造軸組建造物はどれか。(①東本願寺御影堂、②法隆寺西院伽藍、③東大寺大仏殿、④東寺五重塔
4.茶道用木炭の、菊炭はどの樹種か。(①ウバメガシ、②クヌギ、③スギ、④キリ)
5.正倉院の湿温度の日較差が小さい理由はどれか。
6.割り箸一膳分からティッシュペーパーは何枚できるか。
 午後からは、森林作業の見学であった。
 林道を歩くのでまるで登山であった。

 てっきり、チェーンソーで伐採しているものと考えていたが、全て重機による伐採である。林道を作る重機、伐採して枝払い玉切りまで一連で行うことのできる重機、丸太を運ぶ重機で数名が一チームになって山中で作業をされていた。

 ついで、木材加工場の見学である。


 山で伐採された約4mの丸太は太さ選別後自動皮むき機械にかけられいろいろ加工されている。丸太、ベニアゴウバン、建材など。変わったものとしては、コカコーラの自動販売機のカバーもあった。
 そして、穂場である。 一年目の杉の苗である。

 2年目で畝に植え替えられ、3年目に出荷される。

 ナチュラリスト同期のYさんは百名山狙いの方である。これまで2座ほど先行されており、先月は40座と聞いていたので、今日会った時に、同じになりましたと挨拶をかわすつもりであったが、平ケ岳、越後駒ヶ岳と達成され、42座でまた離されてしまった。これには、刺激を受けたね。