一善

■一善
 このごろの天気予報が当たるので、今朝は大雪になると信じていた。そこで、昨晩はアラームをAM6時にセットして床に着く。
 アラームに起こされて玄関のドアを開けると、この冬一番の積雪であった。こういう場合は、急がば回れで雪捨てというか雪を集める場所の方から除雪していく。こうしないと、だんだん積み上げが辛くなる。ママサンダンプで一時間ほどで恰好が付いた。次いで車である。風が強かったようで真っ白である。こういう場合は、水を掛けるのがいいが、果たして外の散水用の水道はでるか?
 まず、お湯を掛けるために家に入ろうとするが、カギがかかっている。ドンドンとドアを叩くと、家人が出て来て外出したかと思ったという。まあ、登山の場合は早朝出発することが多いので、そう思われるのも仕方がない。
 お湯を蛇口に掛けて、慎重にコックをひねると音がした。でもホースから水は出てない。こういう場合は慌ててはいけない。ホースにもお湯を掛けると、出た!
 だいぶ凍っていたが、車の積雪はたちどころに取れて行った。
 除雪作業後、朝食を食べていっぷくである。雪がひどいので、外出する気にならない。そこで、確定申告の保険料控除用の資料を作成する。
 しばらく休んでいると外が明るい。日差しが出ているので自宅で昼食を食べて外出する。交差点で信号待ちしていると、目に窓あき封筒が飛び込んで来た。
 お札が5枚以上見て取れる。顔を動かさず目だけを左右に動かし、誰も見ていないことを確認すると何食わぬ動作で封筒をつまみ上げ、信号が変わると急ぎ足で歩いた。
 警察に届け出をすると、大変ありがたがられた。お礼は不要とし、返却の際の連絡だけもらうようにした。すがすがしい一日になった。
 いい気持をかみしめながらコーヒーショップに向かう。

 今日は空いていた。軽快なジャズを聞きながら飲むコーヒー、少し難解な書物と格闘する日常は自分にとっての至福の時間である。このツツジは何かな?と考え込むがヒラドにしては葉が短いなあなどと思う。
 3時間ほど過ごし、スーパーでダイコンを一本買う。漬物が無くなりそうなので、補充するため、漬け込む。

■「気になる木がわかる」(林 将之著、廣済堂出版、2011年)を読む。(その25)
「高山で見られる針葉樹
① カラマツ・・・幹がまっすぐで尖った樹形
② コメツガ・・・先はくぼむ、葉の長短が目立つことがツガ類の特徴
③ オオシラビソ・・・先はくぼむ、中央の葉が寝て枝が隠れる
④ ハイマツ・・・樹高は1m程度、5本ずつ束になる、葉の裏面が白い」
「クリスマスツリーに使われる木
① モミ・・・・・葉先は2段に分かれる
② ドイツトウヒ・・葉先は一本
ウラジロモミ・・葉先はわずかに2段、葉裏の線は真っ白で目立つ」