夏本番

■夏本番

 天気予報の週刊予報を見たら、全ての日に太陽マークが出ている。こんな日に出歩くとぶっ倒れるかもしれない。そのため、自家用車を確保した。朝方はまだ風もあったのでどうにか過ごせたが、昼にセカンドオフィスから出たとたんに、全身もや~っとした雰囲気に包まれて、とたん意欲がなくなる。こんな日でも、外仕事をされている方が多くおられる。熱中症で倒れないで欲しい。

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 講座の準備をしている。林野庁のホームページからイラストをコピーしようとしたら、pdf形式であった。必要な部分だけ切り取りしようとマウスを操作したが、できない。まあ、やり方はあるだろうが、自分のやり方は画面のハードコピーをしてからトリミングで取り出す方法である。知っている人からみたらアホみたいな幼稚な方法であろう。講座のテーマが重く広く、字ばかりになるので、内容に即した写真や絵やイラストを探しているが、3時間もすると頭がしびれて来た。気持ち悪くもなって来た。今日はこれで限界のサインである。

昼はどうするかについて、毎回悩むのが面倒になってきた。しかし、外食という気分ではないし、昨日はラーメンを作ったし、などなど考えていたら、自宅に着いてしまった。あるもので済まそうと考え、冷蔵庫の中を物色する。ウインナーを焼いて、ソーメンと高級フランスパンのハムチーズ乗せと朝の残りの野菜サラダで十分に満腹になる。自宅ではエアコンを付けなかった。夏に涼しく、冬に暖かい呼吸する家の実力を試すためである。腹が膨れたら昼寝である。扇風機の風で十分過ごせた。

 草むしり、ミョウガ取り、里山散策などが頭の中に沸いては消えるが、外の熱さは夏本番である。かき氷でも食べに出ようかと思ったが、冷凍庫に小豆アイスの箱入りがあったので、それをしゃぶる。テレビは面白くなく一旦つけたが消す。何となく、眠ったような、そうでもないような時間を過ごす。少しは生産的なことでもやろうといきり立ってファーストフードへ向かう。今回のBGMは最高である。昔聞いた音楽ばかりで、手が止まってしまうことがしばしばであった。ローリングストーンズは久しぶりに聴いた。ここでは、スマホとパソコンが使えることが分かった。パソコンはキーボードが打てなくなることがしばしばあるが、対処方法が分かっているので大問題にはなっていない。オフィス365は、機能が大幅に増えて知らない機能ばかりである。まあ、知らない機能は使うことはないであろう。

 このままでは、今日は可もなく不可もなく平凡な一日になる。これが一番である。トイレに入ると大便器の部屋から電話している声が聞こえてくる。こういうのが、一番迷惑である。それと、やたらに遅い人も多い。特に年配者である。そのため、最近ではぎりぎりまで待つことはしないで安全を見るようになった。

 今、フットルースが掛かった。自然手と足が動く。今日はこのままボ~ッとしよう。

■「趣味で腹いっぱい」(山崎ナオコーラ著、河出書房新社、2019年)を読む。

「働かざる者、食うべからず」

「お金をもらう仕事をしないで幸せになった人」

「~自分でも、どうして意味のないことに自分の大切な時間をたくさん使ってきたんだろう~」

「楽しいか楽しくないかで決めた方が、より人間らしい判断ができる」

「くだらないことのすべてが大事なこと」

「ああ、この世界は自分が動かしているんじゃないんだな。他の力がたくさん働いている世界なんだなあ」

「豊かな気持ちになるためには、お金なんてかからないんですよ」

「金を使わない人生」

「手作業っていうのは、人の心を整えますね。」

「作家というのは職業ではなくて生き方だ」

「~世の中には趣味のために仕事をしている人がいる~」

「確かに、仕事は人間を生かしもするけれど、殺しもする~」

「散歩のように人生を作っていきたいなあ」

「~人生に舵を切ってみよう」

「社会を回しているのは、仕事だけじゃないんだ」