雨の日メニュー

■雨の日メニュー

 朝から雨である。気温も低い。起きたが、相変わらず体調が悪い。今朝も家人を送って行くことは出来なかった。朝食後、床に臥せる。しかし、人間そう寝てばかりもいられないようだ。昼近くになって起き上がる。気になっていることを思い出した。先日受講した医療講座で”とほ活”への参加を強制された。最初は軽いとなめていたが、毎日規定数をクリヤーするとなるとかなり大変である。そして、記録を付けているが、これまで毎日クリヤーしており、ここで断念してなるものかという変な意地のようなものが芽生えてくる。そこで、雨の日メニューをこなすことにした。前日実施したアーケードを歩くのである。寒いのでバスで向かう。とりあえず、8,000歩で休もうと決めていた。

f:id:zen_chi:20191128154731j:plain

 総曲輪と中央通りを利用するが、間に市電が走っているので、雨が酷い場合は、そのまま同じ通りを往復する。距離にしては約4kmほどだろうか。ここのいい所は、雨に当たらない他、トイレの心配はいらず、ベンチも至る所にあることである。無理はしないので、少し疲れを感じたら暖かいデパート内のベンチで一休みである。もうそろそろ、8,000歩だろうと、昼食兼用のセカンドオフィス前で確認すると、7,999歩と示している。まあ、誤差である。

 ここで、昼食を食べながらボ~ッとする。BGMはクリスマスソングが掛かっている。ラストクリスマスが掛かったが、ワムではなく別の方のカバーであった。カーペンターズも久しぶりで聞けた。

 15時過ぎに店を出る。小雨が降っているので、バスにしたが降車場では降っていないので、急いで帰宅する。久しぶりに、ゆっくり出来た。もう冬の陽気であった。

■「終わった人」(内館牧子著、講談社、2015年)を読む。

「俺は終わった。」

「人は驚きすぎると、頭の中が冷たくなるのだと知った。」

「だが、社会における全盛期は短い。一瞬だ。」

「図書館は老人の行くところであり、散歩も老人のやることだ。」

「植木屋とか~、特殊な技術を身につけている者は幸せだ。」

「うまいコーヒーを飲みながら、ページを繰る。」

「~人は絶対に、オンリーワンよりナンバーワンです」

「人は死ぬまで、誇りを持って生きられる道を見つけるべきだと~」

「だが、人間が老いて行きつくところは、大差ない。」

「~何よりも望んでいたのは、社会で必要とされ、仕事で戦うことだった。」

「~年齢や能力の衰えを泰然と受け入れることこそ、人間の品格よ」

「国連が六十五歳以上を“高齢者”と定めたのは、半世紀以上も前だという。」

「~仕事というバックボーンがあるから料理も作れる。」

「他人に使われて生きていくのはイヤだって」

「短い人生、出会った人を切ってはならぬ。」

「金時餅~お金と時間を持っているオヤジのこと。」

「形あるものは少しずつ変化し、やがて消え去る。」

「先が短いという幸せはどん底の人間をどれほど楽にしてくれることだろう。」

「~元エリートは幾つになっても自意識過剰なのだ。」

「家族に死なれると、続けてきた研究も名誉も地位も、どうでもよくなるもんだな。」

「卒婚」