鏡開き

■鏡開き

 珍しく家人が朝マックを食べるという。新聞の折り込みに割引券が入っていたためである。そこで、朝一に買いに行く。その後、天気がいいので、図書館まで歩く。その後、セカンドオフィスへ向かう。かなり遠回りして入店する。いつもは静かな店内であるが、今日はひどかった。まず、大声で注文する人がいる。高齢者だ。多分、耳が遠いのだろう。二つ目は隣に座ったおばあさんがサンドイッチの包装を開けるときに、ぐちゃぐちゃとすごい音を出している。サランラップが取れないようだ。しかしねえ。そう思っていると、高齢者の夫婦が入店して、店の女性に親しく話しかけている。話しかけられた方は、いい迷惑という顔をしている。最後は、じじい二人ずれが座ったが、先に座っている高齢者夫婦と顔なじみと見えて、大声で自慢話を始める。こうなると、忍耐に限度があるので、コーヒーを半分ほど残して出て来た。

 帰り道に、餅付きをやっていたり、左義長では大勢の方が持ち込んでいた。甘酒やお汁粉も販売していた。一瞬買おうかなあと迷ったが、これで百円は高いなあとスルーする。

 昼食後、藁をすぐる。日向ぼっこにちょうどいい。

 そして、嫌がられていた門松を解体する。

 その後、家人と業務スーパーへ行ったが、駐車できないほど混んでいた。今日は鏡開きなので、お汁粉を食べるためにあずき餡を買いに来たのであった。自分は粒あんを主張したが、こし餡の方が安いのでこし餡になった。おもちも4つ入っておりおやつにはおおかったので、夕飯を遅らせることになった。

■「人間百種 百人百癖」(堀内新泉著、国書刊行会、2017年)を読む。

「人間はいかなる職業に従事しても、手にたこができるまでやれば、決して食には窮せぬものである。」

「人間は腹で言ったことは忘れぬが、口先で言ったことは、とかく忘れやすいものである。」

「総じてためいきは人間の大敵である。」

「人間が人間から棄てられた時は、もはや飯の食上がった時である。」

「そこひなき淵やはさわぐ山川の浅き瀬にこそあだ波は立て」

「借りる時の地蔵顔、返す時の閻魔顔」

「人間は己の職分を重んじて、真面目に働けば働くほど手の皮が厚くなって来るものである。」

「本来我々人間は、空しく遊んで暮らすのが目的でこの世に生まれて来たのではなくて、自他共に働くためにこの世に生まれてきたのである。」