近日開店

■近日開店

 近くのドラッグストアが近日開店する。そして、今日から会員募集が始まるというので、朝一に出かけていった。しかし、玄関の傍には関係者がずらりと並んでおり、人を寄せ付けない感じであり素通りする。

 コーヒーを飲んだ後、昼近くに行くと受付の様子が遠めでも見とれたので入る。最初に、カード会員かアプリ会員かを尋ねられたが、自分はアプリは生理的に受け付けないのでカード会員にした。この店のいいところは、60歳以上に割引期間があることである。不要なものかもしれないが、この姿勢は評価できる。人の弱みに付け込んで、今儲けなければいつ儲けるのかと、割高にしている店も多い。

 受付の時にもらったリーフレットを眺めていると、アプリ会員には15%引きや限定割引商品があることが分った。そこで、いやいやながらアプリ登録した。

 昼はウドンに決めていた。稲庭うどんがある。そこで、油揚げを買って稲荷うどんにすることにした。そして、野菜炒めも作ろうと肉や野菜を買って帰る。最初に、油揚げを茹でる。醤油、砂糖、みりんと水だけである。そうして、なじんだところで、野菜炒めを作り始める。味付けは、油揚げのつゆを主体に隠し味の牡蠣ソースを加える。まあ、こんなもんだろう。

 午後から昼寝をしたら、あっと言う間に15時を過ぎていた。天気がいいので枝を処理していると近所のご婦人がやって来て、というかお向かいさんに用事があって来たついでに、自分が枝を切っている姿が目に入ったようだ、何をやっているのかと聞かれたので、クラフトの見本を持ってきて説明した。一枚一枚ノコギリで切っていることに驚いておられたが、曲がった枝は丸鋸に掛からないので手切りしていると説明したら、納得された。月のうさぎはまだ持っているという。この方は、長寿会の役員をしておられるので、長寿会でも何かやりたいと言い残して帰られた。

■「ことば事始め」(池内 紀著、亜紀書房、2019年)を読む。

「“正しく”生きているのに、それをとがめ立て、さわぐのこそうるさいことなのだ。」

「~うるしは多量の酸素を吸い、その酸化作用によって固まる。」

「自分にとっては、努力すればできるといったたぐいのものではないのである。」

「もう廃人同然ですので、お役に立てません」

「ホラ、もっとゆっくり、ゆっくり!」

「~和菓子の特徴は、季節と強く結びついていることだろう。」

「ごかし~表面ではいかにも相手の立場を考えてやっているように見せかけながら、実は自分の利益をはかっていること。」

「老は漸く身に迫って来る」(森 鴎外)

「そういえば月に一度は山へ出かけていたのに、この半年あまり山の空気を吸っていない。」

「哲学者カント~当人は“食べられる”“歩ける”“眠れる”を健康の定義にしていた~」

「政敵の陰謀や暗殺者よりも、はるかに多く、ノミやシラミが権力者を倒してきた。」

「われをほむるものハ あくまとおもうへし」

「肝油~タラの肝臓からとった薬用脂肪油」