躊躇なく

■躊躇なく

 今日は家人が遅出なので、午前中に行動する。朝食後、セカンドオフィスへ向かう。雨がぱらついていたが、雲が白っぽいので降っても小ぶりだろうと歩く。傘も持って出たが、風が強く。これに雨が混じれば暴風雨となり傘などは役に立たない。図書館の本を濡らさないことが最優先である。

 今日、明日とセカンドオフィスでは10ポイントが付与されるというメールが入っていたので、これが目的であった。7時半開店を目指して着いたにもかかわらず、8時開店の貼り紙がしてある。ベンチに座って時間を稼ぐ。

 途中で集中力が途切れたので、コーヒーを半分以上残して出る。これは大雨の不安であった。残念ながら、雨風である。こういう場合は、躊躇なくバスにする。

 バスから降りて傘を差したら反転してしまい、雨に濡れながら小走りで帰宅する。

 帰宅したら家族が起きていたので、図書館まで送って行く。

 そして、躊躇なく実家の片づけを行う。ここには、フォレストリーダーの材料などで占有されている。足の踏み場もない状態になっている。こういうことをしなければならないというのも問題である。一部の人間の献身的な奉仕に寄って成り立っている仕事や業務など長く続いた例がない。そして、それを強いるような考え方が問題である。どこかでメスを入れたい。そして、この片付け作業が一番労力を使う。汗が出て来たのでやめる。ほとんど片付いていないが、まあいいだろう。包丁を研ごうと砥石を水に漬けたが途端にやる気がなくなってしまった。やはり歳相当の行動になっている。そこで、まくらを作る。もみ殻があったので、ファスナー付のフォルダーに詰め込んだ。なかなかいい高さである。

 夕方、家族を迎えに行ってから、家人を送迎し、今日も送り迎えで一日が終わってしまった。

■「贅沢のススメ」(本城雅人著、講談社、2015年)を読む。

「贅沢とは人生を豊かにするものさ」

「銀行~業績が悪いと口出ししてくるくせに、少し売上が良くなってくると借金を勧めてきます。」

「ゆっくり歩く者の方が安全に遠くまで行く」

カルボナーラ~イタリアの炭焼き職人が最初に食べた~カーボンから来ている~」

「~突然失礼なことを口にし、相手から冷静な思考を奪い取るのだ。」

「製作過程に少しでも合理的にという考えが入った時点でで、~窮屈さが出るのだ。」

「成し遂げんとする志を、ただ一度の敗北によって捨ててはならぬ!」

「良い椅子こそ、優れた経営者が最重視しなくてはいけない武器だと思った~」

「安定した人生から不安定な人生に移行した瞬間に、人というのは強い活力とともに、新たな発想が生まれると言われます。」

「これが木の力だと思った。自然が人に与える活力―――。」

「家具は一生ものだ。」

「ビジネスとは~金のある人間が勝つ仕組みになっている~」

「手を組む時は右手が必ず下になるようにする~」

「~特殊な環境で育った人間は似た育ちをした者をけっして忘れない。」

「~親がなくなったりしたした子供というのは、人を簡単に信じなくなるという~」

「兵とは詭道なり!」

「少し背伸びして手に入れたものを大切に育てていく。それこそ、人生で贅沢だったと思える時間なんだろうな。」