串カツ

■串カツ

 今日は月曜日なので、仕事が始まる。しかし、フォレストの準備もあり、出勤前にこなさなければならない。

 幸いに、家人は休みなので、早めに送って行ってもらう。職場から徒歩3分の場所に喫茶店があるので、今日もここでランチを食べることにした。日替わり650円はなかなか珍しい。メニューは串カツだという。

 頭の中では、先日のハルマキのように、キャベツの盛られた皿に串カツが2本ほど並んでいる姿を想像していた。しかし、出されたのは、カキフライのような姿で3個並んでいる。カツという言葉が付いて、こんな形はヒレカツの聞き違いだろうと思いながら口に入れた。「アッ!」というのが、最初の驚きであった。なんと、つまようじが見えたからである。怪我はしなかったのが幸いであった。つまり、つまようじに肉と玉ねぎを刺して揚げてあるのであった。普通は一言あってもいいのではないだろうか。それとも、気付かない方が悪いのか。

 今日の作業も”投入作業”であった。始まる少し前に、後工程のおばちゃんから、少ないのでゆっくりしましょうと話しかけられた。そして、始まるころになると、例の熱血工場長らしきお偉いさんが、大声でゆっくり流せと指示を出している。おかげで、汗も出ないと思うくらいの労働量であった。ところが、いっしょの班になったのは、見るからに大学生の男の子であり、おそらく体育会系だろうか、早いスピード(密度が高い)で作業し出すものだから、呼吸が合わなかった。こっちは、ちんたら、まんたらとやっていた。そのうち、ラインが止まる。いわゆるチョコ停である。この会社は、生産技術のようなライン監視の専用人員が数名、5名以上で対応している。用紙交換なんかも担当しているし、誤動作の対応もしている。そうして、自動機がエラーになると配電盤から音楽が流れるのが普通である。エリーゼのためになんかはよく聞く。しかし、ここの音楽は、スターウォーズのテーマ音楽である。元気が出るが、ラインは動かない。そして、チョコ停は5回以上あった。心の中では、仕組んだな!とほくそえんでいたのである。

 帰りに、梨をリュック一杯分頂いた。重かったね。今の時期は、豊水である。

■「アシタノユキカタ」(小路幸也著、祥伝社、2016年)を読む。

「教育~教えて、育てる~」

「人は、自分が大好きなものに対してだけは素直になれるんだ。」

「いつか失うものは、持ちたくない。」

「~高速道路は使わない。一般道をひたすらゆっくり法定速度を守って走っていく。」

「人間って、あらかじめ失われて生まれてくるんですって」