■書類
昨晩は辛かった。眠れないのである。自分が考える豊かな生活には、質の高い睡眠と精神の安定を掲げている。しかし、昨晩は眠れないのである。原因は明らかである。昼寝である。本来昼寝は30分もやれば効果的なのであるが、これが何時間となる。結果、夜は眠れないのであろう。まあ、そういう場合は、無理に眠ろうと出ず、音楽でも掛けて活字を追いかけるのがいいようだ。ところが、朝方に熟睡になってしまう。
こうなると、起きる時刻が8時前になって、一日の計画が台無しになるのである。今日は、家人が出勤なので途中まで送ってもらう。セカンドオフィスに着いたのは遅かった。常連さんも揃い、Y.O.さんも来店された。話題は、甘がきの干し柿やモネの森へ行く予定などで盛り上がった。
自分は、ここで葉書を書く。年賀状の失敗で交換した昔の葉書があるので、懸賞の応募に使うことにしている。店の前に郵便局が出来たのでほくそえんでいったが、今日は休みであった。
帰りは歩いたが、歩数は全然足りていない。さて、昼食はどうするか。気分的にはラーメンであるが、一昨日の蕎麦のだんごがある。今回も失敗覚悟で挑戦する。蕎麦は、焼くことにした。魚肉ソーセージも焼く。味付けは、あんかけにしてみた。
茹でた場合に硬かったので、焼いた後に水を入れて蓋をして蒸し焼きにした。まあ、あんまり変化はなかったね。レンコン汁は夕飯用であったが、フライングした。
帰宅時に封書が届いていた。アルバイト先へ提出する書類が3通ある。通帳のコピーも必要だという。各書類に手書きで名前や住所を書いたのは久しぶりである。まあ、簡単な方であろう。コピーは5円の店まで歩いて行ったので、歩数は1万3千歩を越えてしまった。書類が来たなら採用だろうと、来月からの生活計画を立てることにする。
■「沈黙の作法」(山折哲雄・柳 美里著、河出書房新社、2019年)を読む。
「~他者をいじめたり、排除したりする心理が、他者よりも優位に立ちたいという願望に根差すもの~」
「山鳥のほろほろと鳴く声をきけば父かとぞ思ふ母かとぞ思ふ」
「~地震予知~不可能だということを地震学会が正式に認めたし~」
「天然の無常」
「死生観~死ぬことが即ち生きることなのだという思想~」
「~風というのは、死者からの便りなのだ。」
「死に顔というのは、強い印象を与えます。」
「人間は死に行く時、やはり開眼から半眼、最後は閉眼というプロセスを辿る。」
「日本語の貧乏は貧困とは違います。」
「貧しいことに価値がある。」
「貧しいということが、家族を維持させる秘訣なのかもしれませんね。」
「人の“恨”とは~人生という長い長い年月を生き抜くあいだに、ほこりのように積もり積もってできるものなのです。」
「後期高齢者、末期高齢、臨終期高齢、この三段階を経て死に至る。」
「介護や高齢化医療や年金等々によって財政破綻したら、日本という国家は沈むんです。」
「~貧乏という豊かな精神世界が存在した。」
「成長の行き着く先は衰退~」
「~定着すると、成長や進化とは裏腹の衰退や退化が始まるわけです。」
「テレビやインターネットや新聞や週刊誌で知ることが出来る範囲というのは、非常に狭い。」
「その知識の山は、いざ死んでいく時に、大変重い荷物になっている~」
「今の自分がかつての自分を裏切るようなことを考える。」
「~生命欲の根源は食欲だと思っています。」
「少年Aは2005年1月に医療少年院を退院し、社会復帰した。」