無題

■無題

 こう寒いと活動力が衰えるのだろうか。朝一でセカンドオフィスへ向かった。雨はたいしたことはなく、傘をさせば問題ない強さであった。バス停の前まで来たときに、バスが時間調整でパーキングランプを点滅させている。

 歩いて行くつもりであったが、待ち時間ゼロでバスの人になった。

 今日は空いていた。モーニングセットを頼むが、セットのコーヒーはストレートにしている。今日はモカであった。

 常連さんが1名だけ入店される。まず自分の方から新蕎麦が柔らかいことについて見解を伺ったが、やはり水の量が多いということであった。その後、話は多岐にわたり、妙に満足な気持ちになった。常連さんが帰られた後も、店の中にいて11時過ぎに出る。

 昼食は、昨日の十割蕎麦があるので簡単に、手打ちどん兵衛にしてすます。

 午後からは、部屋に引きこもり、気が付いたら夕方になっていた。

■「ライフワークの思想」(外山滋比古著、ちくま文庫、2009年)を読む。

「自分の生きがいとして、人生の豊かさにつながるところで、能力の備蓄、可能性のゆとりを持つことである。」

「この“ねかす”期間は、多忙な仕事時間だと思う。」

「~頭を剃って仏門に入るということは、いかに生きるかという考え方から、いかに死ぬかという考え方に転じることだ。」

「~われわれのマラソンには、余生などというものが、あってはいけない。」

「自由な時間を上手に使うというのは~何もしないでボーッとする時間をもつことだ。」

「本を読むのも結構だが、読まないのもまた、きわめて大切な勉強である。」

「だいたいはテレビと週刊誌と新聞で生きている。こういうことだから、知的に早く老けるのではないかと思われる。」

「~今までバラバラにやってきた自分の人生の断片を、最後へきて、どうしたら全体的な調和、ふくらみのあるものにしてゆくか?」

「ライフワークとは、それぞれバラバラになっていた断片につながりを与えて、ある有機的統一にもたらしてゆくひとつの奇跡~」

「散歩がいいのは言わなくてもわかっている。」

「健全な精神は健全な身体に宿る」

「~仕事しかできない困った人がいくらでもいる。」

「人生を芸術にするーーーこれぞ最高の知的生活である。」

「~比喩は回避の原理ではなく、真理へ肉迫する方法である。」

「ものにおどろく力を失わないようにしなくてはならない。」

「~面食い文化は広く深く現代に浸透している。」

「~何とか暮らしていかれるようになった人たちは、やがて、経済力と幸福とは正比例しないことを発見して~」

「ある人間をダメにしようと思ったら、やんわり、繰り返して、“あなたはダメになります”と言っていればいい。」

「生活の条件がないときに若さを保つにはどうしたらいいか。一番簡単なのは、新しいことばを毎日少しづつ覚えることだろう。」