除草

■除草

 今日は家人は出勤日であったが、歯医者へ行く子供を駅に送っていったので、車を使わなくてもいい日になった。朝シャンの火照りを、雨上がりの5月の風が癒してくれる。まったく、健康で文化的な最低限の生活を感じた。

 近所の方が、朝っぱらから草むしりをしていた横を静かに通り過ぎる。

 セカンドオフィスまで歩く。今日は2名の常連さんとY.O.さんが来店された。

 常連さんとは、ショウブやバラの話で盛り上がった。

 しばらく、本を読んでいると、テーブル2つ横の、見知らぬおばあさんが、自分の前に手を拭く時の厚手のペーパーを2枚差し出し、洟かまれ!と嫌みを言われた。

 人の洟をすする音が生理的に受け付けない人も多いだろうと、柔らかい紙を持っていたが、敢えて厚手の紙で洟を噛んで出て来た。まったく、後味が悪い日であった。

 昼になった。朝方は雨が降った後であったが、帰る頃は暑いくらいになっている。

 今日の昼は、手打ちラーメンがあるので、ゴマダレの冷やし中華に決めた。

 麺を伸ばし、切って、茹でている間に、ごまを炒り、擦る。そうして、タレを作って混ぜ合わせる。そのころには、麺が茹で上がっているので、冷水で洗い冷やす。

 感動の一品になった。このゴマダレは炒りたてなのか風味が最高である。その上、すりこ木で擦っているので、ところどころ粒のままの胡麻が残る。これが、口の中で弾けるのである。そのたびの胡麻の風味が口いっぱいに広がる。いままで食べて来たどの店よりも旨い!(自信あり)

 昼食後はマストの昼寝である。

 午後からは、草むしりをした。ゴミ袋2袋でやめる。まだ、何回かやらなければならない。何かの本に、どうせ秋になると枯れてしまう草を刈ることはバカげたことと書いてあったことを思いだす。しかし、近所で、やれみっともないだの、虫が湧くだのと噂の対象になっているような気がするので、除草する。

■「鳥類学は、あなたのお役に立てますか?」(川上和人著、新潮社、2021年)を読む。(その1)

「~カフェイン~あれは植物が作る防御物質である。」

「日本には、対立的な構図で開発と保全の折り合いがつかない場所もまだ多くある。」

「島とは、“高潮時にも水面上にある自然に形成された陸地”だ。」

「野外で成果を得るには犠牲がつきまとう。」

「ハエを食べたことがあるだろうか。私は、ある。」

「~一向に疲れようとしない体力過多の登山家に向けられた魂の叫びだ。」

「海鳥は海で魚を獲り、陸で排泄するため、植物の栄養となる窒素などの養分を陸地に供給する。」

「~ツノがあるのは植食者であり、肉食者にはツノがない~」

「クマネズミは世界各地で鳥類を絶滅させてきた~」

「いかなる情報収集もいずれ血となり肉となり、無駄な知識など一切ない。」

マクドに行くかマックに行くかで喧嘩になり離婚に至る夫婦も少なくない。」

「~クジラはカバの仲間に近縁とされる。」

「戦いに負けないコツは戦わないことである」

「パンはミミに限る。」

「~現在地球上には約1万種の鳥がいる。」

「世の中には火を使う鳥がいる。~チャイロハヤブサ、トビ、フエフキトビ~彼らは野火から火のついた枝を運び、他の場所で火事を起こす。~火に住処を追われて逃げ出す小動物を捕獲するためのテクニック~」