冬の稲妻

■冬の稲妻

 今日もおかげさまで予定はないので、いつもの日常を過ごすことにしていた。先ずは、朝食であるが面倒なので食べずに出る。外は降っていない。この間にセカンドオフィスに行こうと急ぐ。

 しかし、10分もすると稲妻が光りはじめる。登山している習性で光ると秒読みが始まる。ゴロゴロまでの時間を計り、近づいているのか離れているかを判断する。今日は、近づいていた。といっても、無防備である。運に任せるしかない。そして、お決まりのどしゃ降りである。アーケードまではまだ10分ほどかかる。

 まったく、不思議なほどタイミングがいい。こうタイミングがいいと、不思議な国のアリスを思い、そして、♪あなたは 稲妻の よ~うに~が自然に出てくる。

 ズボンは雨で全体が変色してしまった。特に、ベルトの下全体が目立つ。まあ、勘違いされても仕方がない年齢になったものだ。

 この状態でセカンドオフィスに入店する。混んでいた。モーニングサービスを頼む。

 まもなく常連さんが2名来店され、門松の話で盛り上がる。なんか、お金を出すので作って欲しいような感じであったが、自分はこれを職業とはしていないので、お断りさせていただいた。まあ、材料は余っているので、作れば1時間ほどで出来る。

 店を出たが雨は降っている。そこで、アーケード内を往復する。何回目かに小降りになったので、帰路に着く。

 頭の中は昼食である。確か、今日までの賞味期限の豆腐があったはずである。ご飯も残っているはずであり、麻婆丼に決めた。途中で、肉一パックを買う。バラニクのスライスにした。こっちの方が用途は増える。

 帰宅後、食材を確認したら、豆腐は味噌汁の具に変身し、ご飯はなかった。

 ローテーションからすると今日は味噌ラーメンになる。賄いの基本は冷蔵庫にある食材で作ることだと考えているので、物色したら、キャベツやヒラタケがあった。これに冷凍食品を加えれば出来る。

 作っている途中で、あんかけ味噌ラーメンに挑戦しようと考えた。

 まずは、麺を伸ばして切る。最初は細く切れていたが、味噌ラーメンは太麺がいいので途中から太くした。

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 味噌ラーメンの味は安定してきているので心配はないが、あんかけにするとどうなろうか。

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 味はいいが、兎に角熱い。途中で暖房を止めた。なかなかいいのではなかろうか。

 昼食後は昼寝をしてからコーヒーを飲みに出かける。雨の中である。近くの店はやってないので、遠くの店にせざるをえなかった。途中で、暴風雨になったが、2時間ほどすると小降りになったので、このタイミングで店を出る。120円で過ごせるのはいい。まあ、運動に加えて暖房費の節約が主目的である。

 予定通り、途中で雨は止んだ。

 夕飯におせちが用意されていた。お菓子がいっぱいある。ケーキも食べろとのこと。

 今日はゆっくり出来てよかった。

■「ごきげんな散歩道」(森沢明夫著、春陽堂書店、2021年)を読む。(その2)

「分け合い、与え合っていた縄文時代から、奪い合い、殺し合う弥生時代へ。」

「人間って、つくづく愚かな生き物みたいです。」

「雨夜の月」

「植物学者の牧野富太郎は“雑草という名の植物はない”という名言を残しています~」

「人が思いを馳せるときって、自然に上を向くのですね。」

「~毎日、二時間は歩くかな」

「九十歳で奥義を極め、100歳で神の域に達し、110歳で一筆ごとに生命が宿る」

「人は、いまいち上手くいかないモノにこそ、ハマってしまうものです。」

「俺は、こういう風に死にたいんだよ」

メメント・モリ~死を忘れるな~」

「散歩をする前には水分補給」

「~主要道路には200メートルおきに公衆トイレを設置してくれ!」

「どうして鉄塔はジジジジという音を立てるのか~陶器製の絶縁体である碍子表面の部分放電による音」

「散歩中は仕事のことを考えないようにしないと。」

「ちょっと歩いては立ち止まり、スマホにメモ。」

「銀座を赦(ゆる)し~」

「人は、生きていれば、大なり小なり心に傷を負います。」

「人生の価値を決めるのは、手に入れた財産の多さではなく、味わった感情の質と量である」

「自分の心に、出来るだけ正直でいる状態~」

「大事なことは、散歩道にいくらでも転がっている“味わいたいモノ”の存在に気づけるかどうかーーーー~」