場所取り

■場所取り

 正月二日である。今日の予定は、年賀状の返事書きだけである。天気予報を確認すると午前中だけ晴れの様である。今日は歩くぞ!と覚悟して起き上がった。

 朝食を作り食べて出かける支度をしていると、家人が起きて来て大和へ行って欲しいと宣う。なんだ、毎朝行っているセカンドオフィスから10秒ほどの距離である。気安くOKを出すと、富くじの整理券配布のためだと分かった。スマホで気温を確認すると零下3度と出ている。早く並ばないと無くなるので、送ってもらう。

f:id:zen_chi:20220102162036j:plain

 たくさんの方が並んでおられた。

f:id:zen_chi:20220102162055j:plain

 30分ほどすると子供たちと交代する。場所取りの役割はここまでである。思えば、昔、勝駒という酒が買えるというので並んだことを懐かしむ。

 そのまま、セカンドオフィスに入店する。店側は3人態勢になっている。とにかく、満席である。ゆっくりとコーヒーを飲んでいると突然冷気が流れ込む。注文待ちの行列の為自動ドアが開きっぱなしのためである。

 常連さんは2名と、お友達のご婦人が1名でいろいろな話で盛り上がった。10時半過ぎまで話し込んでいた。

 時間が来たので帰路に着く。途中で買い物である。店から出ると、若い女性の声で名前を呼ばれた。自分は呼ばれ方でいつ頃の付き合いかだいたい分かる。声の方を振り返ると常連さん達であった。確か、温泉へ行っていると連絡をもらっていたが、自宅近くにどんな用なのかと推測すると、おそらく近くのショッピングモールでの買い物だろうと考えた。

 昼はカレーウドンである。ウドンが無くなった後にご飯を入れてリゾット風にして食べた。

 その後、到着している年賀状の枚数を印刷して、マックドへ向かう。この時期開いている店は少ない。

 入店してからしばらくは本を読んでいる。指がかじかんで字が書ににくいからである。ゆっくりと一字一字丁寧に書く。達筆で住所が判明できない場合は、スマホで調べてから書いた。

 帰りに郵便局に投函して帰宅した。

 年賀状で驚いた内容があった。東京のIさんであるが、年平均で19,000歩/日と書いてあった。これには、大いに刺激された。いい目標が出来て良かった。記憶は薄いが、勤務先の最寄りの駅のいくつか前で降りて歩いておられたようだ。

■「世界を超えて私はあなたに会いに行く」(イ・コンニム著、kadokawa、2021年)を読む。

「人がそれまでしてなかったことをやり出したら、それは死ぬ前兆だって聞いたことあるけど~」

「世の中に特別なことが起こらないわけは、人々が特別なことを受け入れる用意ができていないからだよ。」

「~自分のことしか考えないの。」

「信じる斧に足の甲を切られる」

「筋肉なんてまったくなくて、全部が脂肪の塊だよ。」

「敵と言葉が通じないからって戦争するのは、バカのすることだよ。賢い人は敵を利用するの。」