賭け

■賭け

 今日はやることはあるが、約束は無い。朝方は少し涼しかったので、準備作業をすることに決めて、朝一にいつものセカンドオフィスに向かう。♪♪日曜日の朝は~、いい気持である。

 やはり、来ている方の顔が違うし、空いている。注文するときに、くじがあったので挑戦することにした。500円以上購入しないと引けないので、安いサンドイッチとコーヒーを注文したら、499円であった。あわててキャンセルし、高いサンドイッチに変更する。旨い具合に値付けされていると脱帽である。ここまで、完璧に打ちのめされると、怒りは起きない。

 くじの商品はコーヒー一杯などである。果たして、自分はこのくじに運を賭けた。

 何と、買えば300円もするキーホルダーが当たった。これは、前から欲しかったのである。直ぐに、付けた。

 本を読んでいたが、ルビのない漢字にぶち当たった。橇という漢字である。これも、スマホで調べたりした。

 準備作業があるので、早目に出る。

 帰宅後、車で河原へ行き、クズのツルを取って来て、丸く編む。これで、汗だくである。まるで、雨に濡れたようになった。

 エアコンは付けっぱなしにしてあったので、涼みながら休む。

 今日はスパゲッティの日である。さて、どうやって食べようかね。準備作業で暑いので辛いのは止めておこうと、冷蔵庫の中を覗くと、キャベツともやしがある。もやしの袋の下に水が溜まっている。これは腐敗のしるしである。袋を開け匂いを嗅ぐと、酸っぱい匂いがする。最近食品ロスが問題になっているので、このまま使うことにする。これも賭けである。まず、最初にやったことは、胃薬をテーブルび上に置いたことであった。

 スープは冷製と考えていたが、適当な食材がない。モチが残っていたので、袋を開けると、黴だらけである。これは、包丁で丁寧に削ぎ取り、スープの具にした。

 冷やっこには、しょうがの他に自宅のミョウガも添えた。

 もやしは、何ともなかった。まあ、スパゲッティの味はいい方であろうか。

 お腹が膨れたら、日曜日の恒例でテレビを見る。少し眠ったようだ。

 夕方近くに喫茶店へ向かう。なんせ暑いので電気代の節約が目的である。

■「世間とズレちゃうのはしょうがない」(養老孟司・伊集院 光著、PHP、2020年)を読む。

「僕らも何かしら積み上げていけば右肩上がりになるものだと、どこかで思っている~」

「~言葉というものを信じないという感覚はあった~」

「やっぱり人間は自分が知識を持っていることに対して特別だと思っている~」

「笑いって、基本的に不気味ですよね。」

「空気を読むような人間はうまくいかない」

「大丈夫です。どうせ死ぬんだからさ。」

「肉体を使って疲れることが重要。」

「歩いているほうが気持ちいいな」

「おれが好きだったのは、予定通り行くことじゃないんだ」

「性悪とか性善とかは、その状況に置かれたことがない人が言うんですよ。」

「世の中で不便なものが便利になったときに、振り落とされるものは何か」

「文通将棋」

「“これからAIに仕事を取られる”と思っているけど、そうじゃないんだよ。もう取られているんです。」

「つまり“われわれ人間は何か”というと、もはやノイズなんですよ。」

「人がいらない社会をつくってどうするんだろう?」

「~“楽をすることは悪いこと”とずっと洗脳されてきた感があって、そこから抜けられないんです。」

「自分は我慢したから、おまえも我慢しろ」

「無理をするな」

「絶滅しないというのは素晴らしいことですね。」

「人生の半分は自然が相手で、残り半分は世間が相手である。」