顔パス

■顔パス

 今日は朝から雨である。雨脚は強くないので、歩こうと思えば歩ける。しかし、昨日のエアロバイクの筋肉痛を自覚する。登山の後のような筋肉痛ではなく、痛みもそれほどなく、鈍痛といった感じである。まあ、効いていることは自覚できた。

 朝は、いつものように、鏡餅を揚げて、朝食を作り食べてから、車でセカンドオフィスへ向かう。今日も、頼む前から、いつもありがとうございますと言われた、そうしてコーヒーですねと言われた。この間の女性とは違う高齢者の方であった。もはや、顔パス状態である。これは素直に観念しなければならない。120円で暖房と無料Wi-Fiと電気を提供していただけるのである。ありがたい反面この後、出入禁止にならないかも注意が必要であろう。

 10時を過ぎると嫌になってきたので、床屋さんへ行く。雨用の行動である。この店は、1,700円であり土、日以外は高齢者割引で1500円と看板に掲げてあるが、これまで日曜日でも1500円で通っている。スタンプカードもあり、5回ごとに割引があるのが有り難いね。黙って座れば、いつもの通りですねと言われて、うなずくのみ。ここも顔パスであった。

 昼になったので帰宅する。今日は蕎麦の日であるが、考えるのが面倒なのでおろしそばにした。冬にザルソバもいいね。

 いつもは、スープも付けるのであるが、面倒なので市販のギョウザを焼く。なかなか豪勢になった。当然ながら予算内には入っている。

 日曜日にはいつも見ているテレビ番組があるので、暖房費を気にしながらなご成って見る。今日も面白かったね。

 そして、暖房費節約のために、セカンドオフィスへ向かう。朝とは違う店にしている。120円で暗くなるまで過ごす。ここは、まだ顔は割れてないだろうなあ。

 しかし、分からないことがあるね。こういう店は、セルフサービスでお客がカウンターで商品を受け取り席まで運び、帰る時も自分で捨てる。この値段ならそういうのは納得できる。自分は、トレイも不要とし、カップだけ持って行く。ところが、さかんに、モバイルオーダーを勧める放送がかかっている。席に座って、スマホで注文すると持ってきてもらえて、かつ安いのである。もはや自分の常識では計り知れない時代になった、遅ればせながら新時代になったんだねと感慨深い。

■「絵本のことば詩のことば」(内田麟太郎著、皓星社、2022年)を読む。

「~もう少年のように夢を見ることはできない。」

「思想なんかで敵うはずがない。」

「~舌と胃袋に人格がない~」

「味は保守的なのだ。」

「お前はおれの子だから天才じゃないぞ」

「自然界に直線はない」

「~ナンセンス(ひょうげ)~」

「詐欺や錯誤を支えるのは“常識”ですが~」

「詩はだれかに説明しなくてもいいものなのです。」

「のびのびと遊べることば遊びの森では~」

「おれが教えると三流の詩人で終わる。」

「偶然を大切にしない芸術家はダメですね」

「~浮世の義理は、あの世の親戚です。」