■走馬灯7
ぜんちの人生は幸せでした。
■「孤独を生きる」(瀬戸内寂聴著、光文社文庫、1998年)を読む
「私たちはいきているうちに生活の忙しさにかまけて、様々なことを見落としています。」
「ひとりで生まれてひとりで死んでいく。」
「孤独は人のふるさとだ」
「虚しさは生甲斐を奪ってしまうのです。」
「常に、世の中のすべては移り変わっています。」
「不幸の自覚が、孤独との出逢いといっていいでしょう。」
「病気も老人は治り難いし死につながります。」
「人間なんて、ほんとに弱い者だということを自覚しておいた方がいいし~」
「何が怖いといって、人生に対する価値観の相違ほど不幸なものはありません。」
「どんな苦しみも悲しさでも、人間は、生きて耐えていたら、いつの間にか“時”が薬になって少しずつ癒やしてくれるものなのです。」
「三人とも正体を見抜けなかったというならば、本人がバカだったということを証明したわけでしょう。」
「学歴が高くったって、試験勉強ばかりして、何の趣味も、本当の意味の教養もない男にどんな魅力がありますか。」
「自分の考えを人に押しつけないことです。」
「いつのまにかガンにかかっているなどというのは、自分で自分の体が思いどおりにならない証拠でしょう。」
「孤独でないと出来ない愉しみ~それは読書です。~それから書くことです。」
「~もう五十メートルも歩くことができない体になっておりました。」
「~最後の夫のあの顔を忘れることが出来ません。」
「犀の角のようにただ独り歩め」
「いったい自分はこれまで何のために誰のために生きてきたのだろう。」
「人間はすべてのものが手に入るとかえって幸福ではなくなります。」
「年をとると一番怖いのは肥りすぎですって。」
「禅とは、心と体が最もいい状態に調和した和」
「結局人の命とは、どう長く生きたかではなく、どうよりよく生きたかにかかっているのではないでしょうか。」
「~老人になるのは、自分が老人になったと認めた瞬間からだと~」
「老人のもつ悲劇、悩みのもとはといえば、この肉体と精神のアンバランスにつきます。」
「“死ねばどうなるのでしょう”“無だよ。無だね”」
「~ノーベル賞をあっさり断ったあのサルトルでさえ、老化現象には打ち勝つことが出来なかったのです。」