■走馬灯33
ぜんちの人生は幸せでした。
■「老いの才覚」(曾野綾子著、ベスト新書、2010年)を読む。(その3)
「老人が健康に暮らす秘訣は、生きがいを持つこと。」
「“何をしてもらうか”ではなく、“何ができるか”を考えて、その任務をただ遂行する。それが、“老人”というものの高貴な魂だと思います。」
「そして、最終的に与えることができる最も美しいものは、“死に様”だと私は思っています。」
「与えることができる人間は、最後まで現役なんですね。」
「捨てるより捨てられたほうがいい。」
「“為せば成る”と言う人もいるけれど、それも思い上がりです。」
「世の中には、どんなに努力しても報われないことがいくらでもあります。」
「今の日本人の間違いは、古くから“備えあれば憂いなし”と言われているのに、備えもしない人が、かなり増えたことだと思います。」
「得をしたい、という気持ちが起きた時は、すでにお金に関する事件に巻き込まれる素地ができかけているから用心しなさい。」
「そもそも人間は、一人当たり畳一枚分の面積があれば暮らせます。」
「晩年が近づけば、何もかも望み通りにできる人など、一人もいないことが体験的にわかってくる。」
「お金はあっても、なくても、人を縛るものです。」
「常に残す人生に慣れること~」
「老年は、一つ一つ、できないことを諦め、捨てていく時代なんです。」
「少なくとも、冠婚葬祭から引退することを世間の常識にしてほしいですね。」