走馬灯60

■走馬灯60

 ぜんちの人生は幸せでした。

■「仁術先生」(渡辺淳一著、集英社文庫、2014年)を読む。

「~彼の論文のすべてに自分の名前を頭につけ~」

「名誉はすべて教授に吸いとられるというわけである。」

「~そのためなまじっか早く治って退院などということになると、家族も本人も喜ばないという奇妙な患者達である。」

「~病院にしか使えぬ建物を買う人はそういない。」

「人間暢気なのが一番~」

「~大学なんかにいると、人間はだんだん馬鹿になるだけさ~」

「しかし血液検査の結果がマイナスになるまで、病気は本当に治ったとはいえない。」

「唸る病人助からない~」

「実際にことに当たって、失敗し、笑われ、後悔してようやく身につく。」

「主訴というのは~患者が現在、最も辛いと感じていることである。」

「あらゆる病気のスタートは、まず本人の自覚症状からはじまる~」

「医者がなおすのは病気ではなく、患者である。」