■ホームベーカリー
くさのさんが、ホームベーカリーを購入され、焼いた食パンでお見舞いに来てくれたことがあった。
ここで、思い出した。母親がパン好きだったので、実家にもホームベーカリーがあったはずということである。しかし、30年以上前の製品である。まあ、動くとも思えない。
退院後、実家の整理を兼ねて探したところ、ホームベーカリーはきちんと風呂敷に包まれた状態で見つかった。
全体を清掃し、まずは原料の確認を行い、一度焼いて見ることにした。全原料はスーパーでまかなえた。果たしてその結果は、大丈夫であった。
しかし、プレーンの食パンばかりではつまらないので、中に具材を入れた食パンを作ろうと試みたが、なんせその時代の取り扱い説明書などメーカーのホームページにも無い。いろいろ、試みたが全て失敗であった。具材が、形が見えない状態で練り込まれるので、何のパンか分からない。チョコレートチップを入れたが、固形物はなく、全体が茶色になるのである。
いろいろ検索をしたら、近いのがあった。それは一次発酵で取り出し、具材を入れた後、攪拌プロペラを取ってから焼き上げるという方法である。
しかし、直ぐにはうまくいかない。何度も試行錯誤を繰り返した結果、今はこんな方法で焼いている。
- 一次発酵で取り出し、半分に割る。
- それぞれを伸ばして、具材を入れて丸める。2個できあがる。
- それを重ねて焼く。
具材は、いろいろ試している。
上から順に、さつまいも、昆布、干しぶどう、自家製クルミ
焼きりんご、黒豆、干し柿である。
■■■が一番美味しいような気がする。
■「珈琲屋の人々」(池永 陽著、双葉社、2015年)を読む。
「決して幸せになってはいけない手だった。幸せになる資格を失った手だった。」
「人間ができてくると、みんな同じような飲み方をするものか~」
「~親の目ほど当てにならないものはない~」
「人の心には炎に対する畏れと同時に、憧れの宇様なものがある~」
「今時の店は、どこを眺めてもぴかぴかに光ってるから」
「人間の心は変わる・・・」
「そう、物事には何でも順番があるし、時期ってものがあるの。」