筋違い

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■筋違い
 ものの本には、高齢者の運動が書かれている。激しい運動はなく、座ったまま手足を伸ばしたり、身体を捻ったりが中心である。
 自分は、コーヒーショップで実践することが多い。特に、居眠りした後は、必ずと言っていいほどこの、体操というかストレッチを行う。
 やはり硬い。背中で、手を結ぶことを目標にしているが、右も左も結べない。昔は、どっちかが出来たと記憶している。
 そのうち、筋違いになることをある。周りにさとられないように懸命に癒やす。まあ、これは基本的には筋肉なのでまだいい。
 恐ろしいのは、骨が原因の、関節の強張りや激痛である。救急車を呼びたいほどの痛みが多い。先日、大病院で見てもらったら、軟骨の擦り減りが原因で治療方法が無いと告げられた。

 平たく言えば老化ということだろう。
 長い時で30分ほど激痛に耐えなければならない。必ず緩和するということが分ったことが大きい。

■「平凡な日常を切り捨てずに深く大切に生きること」(三浦綾子著、フォレストブックス、2022年)を読む。(その3)

「人間というものは、人に尽くしてもらったからといって、それほどありがたがるものではないのである。」

「人生においての不可解な一つに、まじめに生きている人が大変な苦難に遭うということがある。」

「私たち人間は、不幸や事故に出会ったことを、すなわち当人の行為の結果だと思いやすい。」

「ちょっと高みにに上れば、全くちがった景観が繰り広げられることに気がつかないのである。」

「教えることは恐ろしい以外の何ものでもなかった。」

「神ならぬ天皇を神として教え、人間の罪悪の極限である侵略戦争を聖戦と称し、その聖戦に協力することを教えた教師は、乞食になってしかるべしと思ったのである。」

「おちぶれて袖に涙のかかる時 人の心の奥ぞ知らるる」

「死んだ者のことは、ほおっておいてくれ。」

「爆弾ぐらいは手で受けよう」

「~わたしは本をつとめて多く読むようになった。」

「自分にとって大事なのは自尊心であって、他の何ものでもない。」

「人間はその人間にふさわしい事件に出会うものだ」

「平凡なことを平凡に詠いつつ学びしは真実に生きると言うこと」

「そこには、どんな時でも自分の人生を投げ出してはならないという強いメッセージがあった。」

「~私たちは“平凡”や“日常”がいかに大切で貴いかを思い知らされた。」