■走馬灯57
ぜんちの人生は幸せでした。
■「こころの処方箋」(河合隼雄著、新潮社、1992年)を読む。(その1)
「100%正しい忠告はまず役に立たない」
「~考えてみると人生に“同じこと”などあるはずがないのだ。」
「~人生というものは、それほど楽なものではないのである。」
「人間というものは、自然を自然のままではおいておくことが出来ない。」
「理想なしで人生を生きるのは、味気がなさすぎる~」
「しかし、理想は人生行路を照らす灯台であるが、それに至るべき到達点ではない。」
「便利なものや、能率をあげるものは、しばしば、人間の余裕を奪ってしまうのである。」
「イライラは見とおしの無いところに生じる。」
「だいたい心の問題は“急がば回れ”の解決法が得策のように思われる。」
「確かに人間にとって、運というものはあるように思われる。」
「~人生には時に“100点以外はダメなときがある”ことを知る必要がある。」
「アメリカでは烈しく相手を攻撃する代りに、相手の言い分も十分に聞こうとする態度がある。」
「日本的マジメは、マジメ側が正しいと決まっていて、悪い方はただあやまるしかない。」
「笑いというものは、常に“開く”ことに通じるものである。」
「いくら仕事の量が増えても、好きでやっているときは、エネルギーの流れがいいので、それほど疲れないものである。」
「やってみないと物事はわからない。」
「人間は自分で何かと自分の性格や生き方を変えたいと思うときがある。」
「ともかく、勝負を焦ることはないのである。」
「~“うそ”はあんがい“まこと”を引き出してくる力をもっているようである。」
「~説教というものが、説教する人の精神衛生上、大いに役立つものであるからであろう。」
「~他人を真に理解するということは、命がけの仕事であると思っている。」
「ものごとは努力によって解決しない」