コスモス

■コスモス 知人のTさんから、スキー場に植えてあるコスモスを見に行こうとお誘いが有った。これまでも、親父登山やら大人の遠足やらと連れて行ってもらっていた。とかく、無彩色になりがちの老後の生活に色を付けてくれていた。 会場がスキー場なので、当然…

退院

■退院 7月上旬に入院した。そして、8月下旬に退院である。一般的に退院と聞くと、病気が治ったためと考えるのが普通であろう。 しかしながら、自分の退院は、これとは異なる。入院して病院で行う治療が無くなったため退院となるのである。 今後は、外来によ…

再開

■再開 先頃、内蔵疾患で入院させられ、退院後は入院前の生活に戻れないことがハッキリしたので第二の人生を終えたところだ。 ブログに走馬灯と名打ち振り返って見たが、総括出来たと思っている。 第二の人生では、何を考えて生きて来たかと、一言で表現する…

走馬灯85

■走馬灯85 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「ふむ、私は順調に老化している」(中山千夏著、ハモニカブックス、2021年)を読む。 「~老いるのは自然、ボケるのも自然、人間は自然の一部~」 「~自分が有利に立つためにこの一大事をどう利用できるか~…

走馬灯84

■走馬灯84 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「90歳を生きること」(童門冬二著、東洋経済新報社、2018年)を読む。 「~加齢は人並みにおこなっていますが、孔子の規定する10歳ごとの指標は、ひとつも達成しないということなのです。」 「人間の倫理…

走馬灯83

■走馬灯83 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「老年という海をゆく」(大井 玄著、みすず書房、2018年)を読む。(その2) 「~本人に苦痛がないことを最大の治療目標とする。」 「医師はその愛する病気により死ぬというジンクスどおり、彼もまた食堂がん…

走馬灯82

■走馬灯82 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「老年という海をゆく」(大井 玄著、みすず書房、2018年)を読む。(その1) 「“意味の世界”は、その人にとり誇りある、一番不安の少ない世界であり、心理状態だ。」 「~治ることのない病であるのを承知して…

走馬灯81

■走馬灯81 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「我々はみな孤独である」(貴志祐介著、角川春樹事務所、2020年)を読む。(その2) 「ところが、何でもかんでも科学で解き明かせると思い上がった現代人は、無用の詮索をして、知ってはならない真実を知って…

走馬灯80

■走馬灯80 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「我々はみな孤独である」(貴志祐介著、角川春樹事務所、2020年)を読む。(その1) 「~私を殺したのが何者だったのか~」 「人生を総決算する時期になって、前世での出来事が今生に影響を与えているんじゃ…

走馬灯79

■走馬灯79 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「わかりやすさの罪」(武田砂鉄著、毎日新聞出版、2020年)を途中まで読む。 「~そもそもあらゆる物事はそう簡単にわかるものではない~」 「どうしてこの私にわかるものを提供してくれないのか」 「他者の想…

走馬灯78

■走馬灯78 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「生きる勇気が湧いてくる本」(遠藤周作著、青志社、2017年)を読む。(その3) 「どんな人間だって外部世界にみせている自分のほかに“もう一人の自分”を持っている筈である。」 「沈黙の声」 「どんな人間に…

走馬灯77

■走馬灯77 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「生きる勇気が湧いてくる本」(遠藤周作著、青志社、2017年)を読む。(その2) 「人生の廃物利用のコツを多少は会得したつもりである。」 「私の人生の三分の一は自分の病気を利用することにあったと言って…

走馬灯76

■走馬灯76 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「生きる勇気が湧いてくる本」(遠藤周作著、青志社、2017年)を読む。(その1) 「私が知る限り本当に尊敬する俳優の服装は実に目だたない。」 「~皆さんにも本名のほかに、もうひとつ別名をつけることをお…

走馬灯75

■走馬灯75 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「遠い過去 近い過去」(渡辺淳一著、角川書店、1995年)を読む。(その2) 「男なら、“はにかみ”をもって欲しい。」 「美しく見える人達は、みななにかに熱中している人達である。なににも熱中せず、ただぼん…

走馬灯74

■走馬灯74 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「遠い過去 近い過去」(渡辺淳一著、角川書店、1995年)を読む。(その1) 「母たちの漬物の技術は、これからはただ消えていくばかりなのかもしれない。」 「わたしは食べものは、できたら、なまで食べるのが…

走馬灯73

■走馬灯73 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「百人一酒」俵 万智著、文春文庫、2006年)を読む。 「~お酒を飲むことは、歴史や時間をのむことなのだ、と思えてくる。」 「~実は現在の泡盛は、すべて同じ麹菌から造られている。」 「雑菌を殺すクエン酸…

走馬灯72

■走馬灯72 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「人間というもの」(司馬遼太郎著、PHP文庫、2004年)を読む。 「生死は自然現象だからこれを計算に入れてはいけない。」 「人間、思いあがらずになにができましょうか。」 「人間、もってうまれたものを捨て…

走馬灯71

■走馬灯71 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「名僧の言葉」(編集、リベラル社、2012年)を読む。 「~今この瞬間、あなたにとって一番大切なことを懸命にすることが大事なのです。」 「学ぶとは、まず自分で問題意識を持つこと。」

走馬灯70

■走馬灯70 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「だめじゃこりゃ」(いかりや長介著、新潮社、2001年)を読む。 「負けないコツは、適当なところで逃げることだ。」 「ピックウイック症候群」 「人生には仕事よりももっと大切なことがある」 「何事にも終わ…

走馬灯69

■走馬灯69 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「世界の日本人ジョーク集」(早坂 隆著、中公新書ラクレ、2006年)を読む。 「~人種や民族によってその行動の差異を比較し、それを笑いのモチーフにするものを“エスニックジョーク”と呼ぶ。」 「死にたいのな…

走馬灯68

■走馬灯68 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「心に残るとっておきの話」(潮文社編集部編。潮文社、1993年)を読む。 「~“人生ただただ努力あるのみ、自分の運命は自分で切り開いていくべきで、頼れるものは自分しかいないのだ”という傲慢な人生観を~」 「…

走馬灯67

■走馬灯67 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「脳は語らず」(渡辺淳一著、新潮文庫、1991年)を読む。 「いまどき、開業医で良心的な病院なんてありませんよ」 「だが嘘だけは決して書いてはいけない。」 「現代医学への不信は予想以上に強いようである。…

走馬灯66

■走馬灯66 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「生きることば」(瀬戸内寂聴著、光文社、2001年)を読む。(その1) 「あんまりつまらないし、辛いからいっそ死んでしまおうと思っても、定命の尽きていないうちは、死ねないのです。」 「人間は生まれた時…

走馬灯65

■走馬灯65 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「目で見るものと心で見るもの」(谷川俊太郎他、草思社、1999年)を読む。(その3) 「バリ島には“何もしてはいけない日”というのがあります。」 「江戸時代は、徒歩で行けるところへしか行かなかったから。…

走馬灯64

■走馬灯64 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「目で見るものと心で見るもの」(谷川俊太郎他、草思社、1999年)を読む。(その2) 「よい人生を生きることである。人生の意味と無意味を、自ら納得して生きる人生のことである。」 「じっさい、“考える”と…

走馬灯63

■走馬灯63 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「目で見るものと心で見るもの」(谷川俊太郎他、草思社、1999年)を読む。(その1) 「~便利、快適、新しい~もはやこの速度に対応できないというのが私たちの正直な感想~」 「~目に見える検査値が正常値…

走馬灯62

■走馬灯62 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「老いない技術」(林 泰史著、祥伝社、2008年)を読む。(その2) 「この場合、気道を広げるための口すぼめ呼吸や呼吸を楽にするための腹式呼吸など~」 「呼吸器の働きを増には全身の体力向上が欠かせないの…

走馬灯61

■走馬灯61 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「老いない技術」(林 泰史著、祥伝社、2008年)を読む。(その1) 「~低酸素下ではその虫の老化が3倍も遅れ、長命を保てたといえます。」 「~あまりにも活発に運動している人はがんにかかる人が多いなど体…

走馬灯60

■走馬灯60 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「仁術先生」(渡辺淳一著、集英社文庫、2014年)を読む。 「~彼の論文のすべてに自分の名前を頭につけ~」 「名誉はすべて教授に吸いとられるというわけである。」 「~そのためなまじっか早く治って退院など…

走馬灯59

■走馬灯59 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「顔の無い神々」(井沢元彦著、角川春樹事務所、1997年)を読む。 「希望を持つのが、あなたの仕事。」 「日本は中国と国交回復しただろう?それで台湾とは国交を断たざるを得なかったんだ」 「徳をもって怨み…